最近、神経症状(突然の気絶、てんかん様発作等)を呈する症例が多いのですが、、、、。左の3枚画像それぞれ別の犬の物です。上2枚は向かって左端の真ん中の脳に病変部がみられます。下の1枚は特に問題になりそうな異常はありません。しかしいずれも激しい痙攣を伴った発作を繰り返し起こしています。上の2例は「壊死性脳炎」俗に言う「パグ脳炎」です。現在のところ決定的治療方はありません。つまりいくらかでも進行を抑える対処療法になります。
下の1例は原因不明の「特発性てんかん」となりますので抗てんかん剤で押さえ込めます。今回は「脳腫瘍」の症例はありませんでしたが昨年は何例かありました。いずれも当院でパイプがある大学病院でのMRI検査でしたが飼い主の方は「原因がはっきりしてよかった。」と話していました。現在原因不明のてんかん様発作でお悩みの方はご相談下さい。